融通性の高く丈夫なちりめん布の風呂敷は万能布
風呂敷は、シーンを選ばずいろいろな用途に活用できる
融通性の高い人気の布です。
日常からフォーマルな場などあらゆるシチュエーションに対応します。
反物を裁断してその端を三ツ巻にして縫い上げ、縫った端を上下、
生地のはばを左右と捉え、左右よりも上下が若干長い長方形を
しているのが特徴です。
包む中身の大きさの目安は、風呂敷の対角線の3分の1あたりを
目安にすると包みやすいと言われています。
また、品物を包むだけでなく、使い方によっていろいろな用途に
用いることができるのが魅力です。
調整可能で便利なバッグにしても良いですし、ギフトの包装と
しても華やかで喜ばれること間違いありません。
品物を包む際にも包む中身に合わせることができるので、
四角い物・球体・細長いものなど何にでも対応できる万能布です。
和小物の定番で人気の高いちりめんは、絹やポリエステル・
レーヨンで平織りした織物のことを指し、漢字では「縮緬」
と書きます。
シワになりにくく丈夫なので、重たい品物を包むときにも重宝します。
結婚祝いを包むのに風呂敷が最適な理由
日本には、結婚祝いなどの祝儀袋を風呂敷で包んで渡す習慣があります。
日本古来から直接手で渡すことは失礼と言う風習があり、手は汚れ
だけでなくケガレやすいという考えによるものです。
贈り物にケガレを移さないために風呂敷に包んで持参するようになりました。
結婚祝いは正式には袱紗に包んで渡しますが、この袱紗も元々はホコリや
汚れよけの風呂敷が由来となっており、現代では必ずしも袱紗にこだわる
必要はありません。
また、結婚祝いの包み方には基本の型があるので、由来と一緒に覚えて
おくと便利です。
まず、布を広げて中央よりやや左に結婚祝いを置きます。
最初に左側を中に折り込み、上部の次に下部を順番に折り込んで最後に
右側を中に折り込みます。
余った部分は裏へ折り返すようにするのが、ご祝儀やお祝いの際に
使える包み方です。選ぶ際には、お祝いにふさわしい明るい色合い
のデザインや柄を選ぶようにしましょう。
友人などの気軽に贈る相手には、個性的な柄も喜ばれるかもしれません。